日比谷研究室への進学を希望する方へ

当研究室では、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻から修士課程・博士課程の学生を受け入れています。 学生の出身大学は、東京大学に限らず、北海道大学、東京理科大学など多岐に渡っています。 私たちは、謎に満ちた海洋の研究に意欲的に参加してくれる学生を募集しています。

研究室Q&A

どのような内容の研究が可能ですか?

「深海乱流混合」、「表層混合層モデル」、「海洋大循環の力学」、「沿岸域の特異現象」など、マイクロスケールの現象からグローバルスケールの現象まで幅広く扱っています。 また最近では、深海乱流混合と深層海洋大循環の相互作用に代表されるように、時空間スケールが大きく異なった、一見関係ないように見える現象間の力学的リンクの解明にも力を入れて取り組んでいます。 研究内容についてより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

研究手法は、主に、「数値モデリング」、「観測データの解析」、「理論的研究」です。 私たちの研究室では、これらの手法を相補的に用いることで、海洋研究にブレイクスルーをもたらしています。

学生の研究テーマは、各自の興味に応じて、一緒に議論して決定しています。 過去の学生の修士論文・博士論文の具体的なテーマについては、こちらをご覧ください。

入学前にどの程度の知識が必要ですか?

海洋物理学の専門的な知識は前提としません。大学院入学後に一緒に勉強して行きましょう。ただし、大学教養課程程度の数学、物理学はぜひ身につけてきてください。入学後の学習・研究はこれらの知識に基づいて進めて行くことになります。

また、多くの場合、プログラミングの知識が必要になりますが、こちらに関しては大学院入学後から勉強し始めれば十分に間に合います。なお、主に使用している言語はFortranです。

大学院受験の際の必須科目はありますか?

筆記試験の専門科目では、数学と物理学から4問を選択して下さい。 大学院入試の詳細についてはこちらをご覧ください。

大学院での研究生活はどのようになりますか?

日常生活では、各自のペースで研究を進めることが基本になります。必要な文献を読んで勉強する、実際に手を動かして研究を進める、教授や他のメンバーとディスカッションする、得られた成果をまとめてセミナーや学会での発表の準備・論文の執筆を行う、などの作業を進めて行くことになります。もちろんセミナーや講義に出席して知見を広めることも重要です。

日常生活以外の場面では、国内外の学会や研究集会などに参加する機会が数多くあります。また、希望すれば観測船に乗船して自らデータを取得する機会も得られるでしょう。

セミナー発表はどのくらいありますか?

• 日比谷研セミナー:研究室内のセミナーです。年に2-4回程度、主に研究発表を行ってもらいます。

• 海洋物理学セミナー:大気海洋講座の他の研究室と合同で行うセミナーです。年に2回程度、論文紹介や研究発表を行ってもらいます。

どちらのセミナーも毎週1回開催されています。

研究室訪問を行いたいのですが?

研究室訪問は随時受け付けています。事前にご連絡いただければ、時間を取ってお話することも可能です。ぜひ、見学に来て研究室の雰囲気を感じ取ってみてください。