10 年経って 結論ぽいこと。
北大環境科学院の地球圏科学物理系(大気海洋圏環境科学)が創設 30 周年だそうで、 それに関して「30 年間名前が変わっていないのは問題だ。時代にちゃんと即した科学をやっとるのか」というご意見もあったらしい。 科学の目的は端的に言って 将来予測と宇宙の説明であるから、これは前者に重きを置く立場と思われ。後者に立ってみると幾何学は 1000 年経っても幾何学 だし、教父神学は100 年経っても教父神学。
海洋物理学を将来予測の道具とするならば気候変動学になろうし掘削環境学にもなろう。海洋物理学を宇宙の説明に使うなら それはやはり地球流体力学となろう。だんだん先進国じゃなくなっていく日本で地球流体力学は難しかしそうだがあと 10 年くらいは なんとか逃げ切れるか。