オーバードクター自殺の件。年齢が近いこともあってどうにも他人事と思えない。あれやこれやと考えるが結局自分は運が良かったとしか言いようがない。指導教官・主査副査・上司と真っ当な人間であるというだけでなく就職もあれやこれやと手伝ってくれた。
ここではこれがあの論文を書いた人か!という出会いがごまんとある。縁あってそういう人と話したり場合によっては一緒に仕事したりその人のコードを見たりする機会があるのだが、莫大な文献を読んでいるとか猛烈に頭の回転が早いとかはたと膝打つコーディングとかそういうことは実はあんまりない。かなりふつーの人だったりする。(もちろんこの人の頭のなか見てみたいという切れ者もたまに居るが。)この限られた範囲の観察で言えばやはり運の問題に見えてしまう。運などと言っとるから駄目なのだというお小言は有難く頂戴して居るつもりなのだが。