2002年の4月から僕の大学院生活が始まりました。専門は海洋物理学、「海洋深層のミクロな物理機構の解明」を研究テーマの 主軸においています。数値モデルをもちいた研究もしたいけれど、観測がむしろ好き。そういう信条で過ごしていて、ついに同年11月、待ちに待った観測航海 に初めて参加することができました。なんて言うか、すごく楽しかったです。
乗船中に少し話す機会がありました。そのとき使用したものがこのホームページのタイトルです。自分で名付けたものではなく、そのとき一緒に船に乗った TAな方々が名付け親です。自分でも少しはずかしいタイトルですが、その航海が思い出に残っているので思いきって使ってみることにしました。海洋がその環 境をゆっくりとゆっくりと熟成し、そして応答するその姿をちょっとなぞらえているのかな?
「海について学びたい」、そういう思いで大学院に進学しました。海洋内部のミクロな物理現象は2000年スケールの海洋の挙動、深層熱塩循環に大きな影 響を与えるだろうと指摘されています。2000年にも亘る海の歴史を支配する、海洋深層のミクロな世界。そのメカ二ズムを探究していく軌跡を(ちょっぴり 自分のことをまぜながら)ここに記していきたいです。
(平成14年11月20日作成)
| 氏名 | 
      古市尚基(ふるいちなおき)  | 
    
| 身分/所属 | 
      ポスドク研究員  (東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻)  | 
    
| 学歴 | 
      2002年3月 東京大学理学部地球惑星
物理学科卒業 2004年3月 東京大学大学院理学系研 究科地球惑星科学専攻修士課程修了 2008年3月 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了  | 
    
| 専門 | 
      海洋物理学 | 
    
| 研究内容 | 
      ◎「海洋深層の鉛直微細構造を探る〜海洋中の波動共鳴に関
す
る数値実験〜」 ◎修士論文:深海の内部波スペクトル内における潮汐エネルギーのカスケード過程とその緯度依存性 ◎学位論文:Model predicted distribution of wind-induced internal wave energy in the world's oceans (風応力擾乱によって励起された内部重力波の全球的な空間分布に関する数
値的研究) 
(研究内容の紹介や業績も御
覧下さい)◎海洋表層における風起源の乱流混合過程に関するLarge Eddy
Simulation 
       | 
    
| (元)指導教官 | 
      日比谷紀之 教授 | 
    
| 好きなもの | 
      ミルクティー | 
    
| 性格 | 
      周りからは「末っ子っぽい。」と言われることがあります。 (でも長男だったりします。)  | 
    
| 動物占い | 
      こじか | 
    
| 出身 | 
      香川県 |