PSファイルによるプリンタオプションの変更

印刷解像度や使用するトレイ、両面印刷の指定などを UNIX で行いたい場合。

Windows から印刷する場合は、ドライバが入っていれば印刷時に設定画面が出ます。 UNIXでPSファイルを直接印刷する設定にしている場合、PSファイルの最初に両面 印刷などの指定を書き込んでやれば、同様に印刷設定ができます。

psopt

web で検索すると、PSプリンタ印刷時に各種オプションを設定する、というソフト が見つかります。これでうまく行くならこれを使えば良いでしょう。 (http://www.wheel.gr.jp/~dai/software/)
しかし、プリンタ機種が違うせいか、トレイ指定などを実際にやってみるとうま くいきませんでした。その場合は自分でPSファイルをいじることになります。
(そもそもプリンタのメーカーがサポートしてくれれば済む話ですが)

一般論

印刷するPSファイルの最初に
%!
という行と、プリンタに指示するPSコマンドを付加してやればよい。

例(両面印刷指定)

%!
<< /Duplex true /Tumble false >> setpagedevice
このようなテキストファイル bs.ps を作成し、
cat bs.ps filename.ps | lpr
とすれば、filename.ps が両面印刷されるはずです。

指定するPSコマンドがWebで検索したりしても分からない場合、Windows等で印刷を 「ファイルに出力」して中身を調べる手があります。 (もちろん、正しいPS用プリンタドライバがインストールされていることが前提)

(1)適当なファイルをWindowsで「印刷...」とする。
(2)印刷画面で、印刷に使うPSプリンタを指定し、あとはデフォルト設定のまま 「ファイルへ出力」にだけチェック。「印刷」をクリックするとファイル名を 指定して保存できる。
※拡張子 .prn のファイルが保存される。
(3)今度は印刷画面で両面印刷等、設定変更を行い、ファイル名を変えて同じ ように保存。
(4)二つのファイルを比較して、変更された個所が必要なPSのコマンド (UNIX に持っていって diff をかければよい)。 もちろん、作成日など、印刷設定と関係なさそうな部分は無視すること。

他の例

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