第14回熱帯気象研究会
(2023年9月 東京)

開催のご案内

2022年3月に開催された第13回に引き続き、第14回熱帯気象研究会を2023年9月に開催いたします。

開催日時:
2023年9月4日(月)-5日(火)
開催場所:
東京大学本郷キャンパス理学部1号館
 
710号室(9月4日)、105号室(9月5日)
 
アクセス・キャンパスマップ

プログラム

プログラム 講演要旨集

熱帯気象研究会開催の趣旨

熱帯域は、地球放射エネルギー収支における最大の入力域であり、このエネルギーが熱帯気象によっていかに分配されるかは、地球大気の循環に大きな影響を及ぼす。また同時に、赤道域は、激しい対流活動を通じて、対流圏を超え遥か上空までの大気の上下結合にとって重要な役割を果たす。中緯度気候に対する熱帯気象の役割についても重要性が認識されるようになった。しかしながら熱帯気象においては、湿潤対流が主役となるため、中緯度の大気力学のような線形理論を主軸とする理論体系が整っていない。一方、大循環モデルのような全球数値モデルの手段においても、湿潤過程の表現法が確立していないため、熱帯域の気象を現実的に再現すること自体が大きな課題となっている。

熱帯気象学には、たとえば、メソスケール対流システム、台風、積雲対流と結合した赤道波擾乱、Madden-Julian振動、そしてそれらのマルチスケール相互作用など、その仕組みと役割について大変興味深い問題が未解明のまま残っている。一方で、衛星観測の多様化とデータの長期蓄積、赤道域観測網の充実、全球雲解像モデルの成功、また、大循環モデルにおける新しいパラメタリゼーションなど、熱帯気象学の道具立ては近年大変充実してきた。

そこで、日本気象学会「熱帯気象研究連絡会」の下で、湿潤対流を主とした熱帯気象の理解を深めることを目的に、熱帯気象研究会を開催する。ここでは、各講演に質疑含め30分程度の時間を確保し最新の研究成果をじっくりと発表・議論しながら、プロジェクトの枠を超えた熱帯気象研究の更なる活性化や、この研究会をひとつの足がかりとして若い研究の芽が育つことを、強く期待する。

講演申し込み

以下の講演申し込みフォームの内容を、電子メールで蓮尾美樹(miki.hasuo[あっと]eps.s.u-tokyo.ac.jp)宛にお送りください。講演申込締め切りは2023年8月7日(月)です。 また、300~600字程度の講演要旨を別途2023年8月21日(月)までに同じアドレスまでお送りください。

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【第14回熱帯気象研究会 講演申し込みフォーム】

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(↑発表者に○を)
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連絡先(E-mail):
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備考

  1. 口頭発表は一件あたり質疑込み30分程度の時間を確保する予定です。
  2. 今回はコロナ対策のためポスター発表は予定していませんので、あらかじめご了承ください。

運営

主催:
熱帯気象研究連絡会
熱帯気象研究会幹事:
梶川義幸(神戸大/理研)、佐藤正樹(東大)、重尚一(京大)、高橋洋(首都大)、高薮縁(東大)、竹見哲也(京大)、寺尾徹(香川大)、西憲敬(福岡大)、濱田篤(富山大)、堀之内武(北大)、増永浩彦(名大)、村田文絵(高知大)、安永数明(富山大)、山田広幸(琉球大) (50音順)
LOC:
三浦裕亮 (東京大学)

過去の研究会

第13回 (2022)
北海道大学(オンライン)
第12回 (2021)
理化学研究所(オンライン)
第11回(2019)
富山大学
第10回(2018)
名古屋大学
第9回(2018)
福岡大学
第8回(2016)
京都大学
第7回(2015)
会津大学
第6回(2014)
富山大学
第5回(2013)
琉球大学
第4回(2012)
高知大学
第3回(2011)
京都大学
第2回(2010)
香川大学
第1回(2009)
北海道大学