上野和雅さんが気象学会で研究成果を発表しました
日本気象学会2023年度秋季大会において、修士課程1年の上野和雅さんが研究成果の発表を行いました。
発表の概要は以下の通りです。
日時:2023年10月26日(木)10:00-12:00
量子コンピュータの気象学への適用性調査
上野和雅1,橋本恵一1,神野拓哉1,高野雄紀2
量子コンピュータの大気分野における活用可能性に関して調査を行った。
Khouider et al.(2010)のStochastic Multicloud Modelと同等の計算を行う量子アルゴリズムを考案し、量子計算においても決定論的な解の周りで確率的な計算結果が得られることを示した。
また、従来のアルゴリズムにおけるばらつきの小グリッド数依存性が、提案した量子アルゴリズムにおいてはショット数依存性として表れることを示した。
1: 東京大学大学院理学系研究科 2: 東京大学大気海洋研究所