塩指




19 Jun 2026

ソルトフィンガーを実演してみたい。

おそらく水温が 25 度くらい。この水の密度は 997 kg/m3 と出た。 お湯は沸騰させるのがわかりやすいが火傷すると嫌なので 40 度のお湯にする。密度は 993 kg/m3。これに塩を 7 g/kg になるように加えると 998 kg/m3 でもう下層より重い。 はかりが 1g までしか測れんので 1g を 200 cc の水で割って 5 g/kg これで密度が近すぎないよう 60 度まで温めれば 988 kg/m3。 鉛直に 1 cm 離れてはかると浮力振動数が 2.3 秒と出た。ちなみにこの辺の計算は業界標準TEOS-10で、実用塩分と絶対塩分とかポテンシャル温度とか保存温度とかそういう細かい話はしない。

やってみるとスポイトでたらした液滴が勢いついて結構潜り込んでしまう。どこぞの映像で出ていたように表面にスポンジの切れ端を浮かせてそこに食用着色料で色づけた温・辛な水をたらす。いい感じでジワリとにじみ出て見事にキノコ成長。温度は 70 度だったがまあスポンジでだいぶ温度低下しているはず。結果はオープンキャンパスで。

では続編で真水を上にして二重拡散不安定を実験してみるとするとどうなるか。 下を40 度の熱めにして下に塩を 30 g/kg 溶かすと 1014 kg/m3 で結構密度差大きい。でも浮力振動数は 1cm 離れて 1.5 秒。 こんなふうに二つのコップを突き合わせるやり方でやってみた。 実は温・辛(下の水)を緑色にしてみたら拡散しているのかどうか目で見てもよく分からなかった。 そこで冷・甘(上の水)を緑にしてやってみてもあんまり分からなかった。よく見るとウィスキーに水を加えたように屈折率がかわったもやもやが動いてなにか拡散しているようだがソルトフィンガーほど見栄えのするものでもなかった。ましてや映像にしたら何もわからなさそう。

ソルトフィンガーの実験例は多いのに二重拡散不安定のそれが少ないのには理由があったということで。