最近よく感じるのが、こやつらはあまり話を聞いていないのではないか、ということ。お前の英語が下手だからだろうというツッコミは甘受するが、英語人同士でもあまり聞いていないような。
現在絡んでいるインド洋プロジェクトは実は 2009 年くらいから続いている(終わり損ねている?)そうだが、実は途中ある優秀な W 氏が学生としてかかわったそうな。ところが彼女はハイドログラフィは毎回違って気持ちが悪い、と(ほぼ勝手に)フロートデータに走って結果として全球でやるに至ってぜんぜん違う方面で実を結ぶ。あまり上司の言うことは聞いてないように見える。
考えるに、人の言う通りにやっていてもあまり枠からはみ出さないわけで新発見とはつまり枠からはみ出すわけだから経験者の言うことを聞かないというのはある意味正しいのであろう。
多少違っているが同根と思われるのが、聞き流し文化。ある人が「これこれっていいと思うよ。」とメールで関係者に投げたりするのだが、賛成することはあっても反対することはあまりなく、だからといって手伝うこともなく特に言い出しっぺがなにもしないとその話は立ち消える。それがかなり頻繁に起こっている。
信号雑音比が小さい文化なのだろか。皆でわいわい言って聞き流してその中に極上のものがあれば儲けもの。日本は身分とか年齢とかツイストがかなり大きいがも少し信号雑音比が大きくて、誰かなんか言うと聞くけれどそもそも言う人が少ない。少なくとも科学では前者のほうが生産性高いという解釈をしている。