朝FMを聞いていたら先週お会いしたJeff さんが March for Scienceやるよ、と宣伝してたので行ってみた。これ、確か前回の大統領選挙の結果が大変なことになってしまってこのまま科学がないがしろにされてたまるかってことで始まったとどっかで聞いた。だから二年目の筈。だからといって反トランプを声高に叫ぶわけではなく、科学がどういうものかもう一度考え直してくれくらいの印象。
でも人々はわらわらとお手製プラカードを持って集まって来ていてその中には "DUMP TRUMP" とか書いてあるのもある。どうやらこのプラカードはうまいこと言った方が勝ち!ということのようで "Science, not Silence" だとか "Make USA SMART again" とか "There is no planet B" とか忘れてしまったがいろいろ知恵を絞った様子。
暑くなってきたので水でも買いたいなとおもって屋台が出ているからと覗いてみると売店なんか一つもなくて、研究所のアウトリーチだったり Register to vote 選挙人登録だったりする。どうやらこの国は選挙権があっても自分から「投票する」と意思表示しない限り投票券が来ないらしい。戸籍がないってこういうことか。
第一部は市長やら研究者やら優秀高校生の発表やら。ちゃんと手話通訳が付く。市長曰くこの町は科学の町で例に出てきたのが Qualcommと キーリング氏だった(もうひとつ製薬会社を挙げていたが聞きとれず)。ちょっとよくわからんのが LGBT の人が出てきたこと。確かにこういう人がカムアウトできるのはこういう人が科学的に全く正常とわかってきたことも大きいのだろうがちょいと筋違いのような。まあおそらくそういう流れの政治的な意味合いが大きいのだろう。優秀高校生は自由研究の発表みたいなことをやったが上手。
やはり一人一人が民主主義感覚を身につけているのだろうな。この国はあたいのだから、ってことで気に入らなきゃ変える、と。例えば、運転している人を見ていると一時停止とか制限速度をかなりきっちり守っている。(自分で運転して分かった。守っている人もいるけどかなりの人は守っていない。前言撤回
24 Apr
2018)これも「自分で決めた制限速度だから守るのが当然だろう」と考えているような感じを受ける。「お上が決めた制限速度だから守らなくてもいいや」という考えは国が自分のものだと思っていないのでは。
\# 思っていません。
市民がこういう感覚を持っていると、アウトリーチにも力が入ろうというもの。だって聴衆のおじさんおばさんがそのまま票を経由して国すなわち予算に繋がっているわけで。
で、第1部が終わったところでわらわらと歩き始める。といってもシュプレヒコールするわけでもなく(している人もいたが何言ってるのかよくわからなかった)こちらも暑くなったので途中で離脱してビール飲みに行ってしまった。