今日は坂上の UCSD で、Riley さんのセミナー。問題設定としてはあっと驚くほど簡単で鉛直成層の下で等方乱流の減衰はどうなるの?こんなことすら分かっていない。まだ支配パラメータも絞り切れていないようで今日はプラントル数を固定していれば、浮力レイノルズ数とフルード数のふたつでなんとか記述できているようだ、という話。減衰には成層がちょっと効いているレジームから成層が良く効くレジーム・粘性が良く効くレジームと三つの状態を遷移していると解釈できる。困ったことは混合効率がレジームごとに変化して 0.35 とか出てしまうという。この数値シミュレーションと現実海洋の間に横たわる長い長い道のりを考えると、インバースで混合効率を求めるって筋がいいような気がするのだがなあ。